松木氏は広子をまるで恋人のようにエスコートし、部屋中央に連れて行く、後ろ向きに立たせて、彼女の手を取り、両手のひらをそっと壁につかせた。
これから何をされるか察した広子は、覚悟を決めたように挑戦的になっていく、自らの美をわざと強調するように少し弓なりになり、松木氏を挑発してしまう。
女として、顔や体にある程度自信があって、その余裕から普段の装いは、清楚で知的さを演じている広子だが、今は勝手が違う。
広子は、自分が出会ってから間もない男の誘惑に負けて、簡単に体を征服されるような女ではないと、壁に向かって耐えようとする。
私にを無防備に向けさせる男、そして冷めた表情で、私を今見下しているような、こんな生意気の中年男の手には、容易には堕ちない。
だから絶対に感じちゃいけないし、感じている表情なんかは少しも見せまいと、彼女のプライドにも火をつけている。
ただ広子の今の決心は、まったくの無駄な抵抗のように、男の目は広子の体は勿論、彼女の心まで一気に侵略し、自分の女にしようとする雄の目をしている。
淡々と確実に、そしてその攻めはあくまでもソフトで、広子の少し突き出した美にそっと両手を添えていく。
早速動きがある、ただ両手で両を包み込んだだけで、広子は思わず上を向き、口を空き、小さく「アッ」と声を出してしまった。
その極小さな声だけでも部屋中に届いた。
昔、北海道で競走馬の交配を見させていただいた事があったけど、種付け牡馬から挿入待ちの牝馬は、先に興奮したあて馬がくると、噴水のようにビックリするほどの愛液を溢れだす。
(その後可哀想だが、当て馬は退場させられ、変わって本命の種馬が後ろから交配する)まさしく広子の秘部は、気持ちとは裏腹に、興奮の真っただ中であり、その濡れきった下着の想像をするだけで、私は完全に勃起しきっていた。
私の隣で見ている明子を見ると、真剣な視線を二人に送っていて、もう私が途中止めに入る事など、絶対にできない事を改めて確認させられる。
見透かされているように、明子は私に「彼女もタップリ愉しんでいるように見えるよね、やっぱり女だよね、貴方も途中我慢できなくなったら、いつでも処理してきてもいいよ」明子も私を見下す。
俺は何処でどうしろというのか、つい明子に「時間が来たらすぐ止めに入るから、よろしく」と言い返えすだけで、始まったばかりの時計をつい見てしまう。
ただこういう時はなかなか時間が進まないもので、まだ3分と経っていなかった。
松木氏は広子のを今度は円を描くように快感を刻み込む。
レンタルの「痴漢」ものでよく、電車内でそんなシーンがあるが、一見同じように見えるのだが、現実目の前で行われている男のテクニックはその比ではない。
しばらくすると耐えていた広子の自体が、自然に動き出してしまう、そんなに感じているのか広子、よく見ると彼女の意思に関係なく勝手に動いてしまっているようだ。
短時間で広子の美に蓄積された快感が、すでに容量一杯になってきている信号なのだろう、本当に危険な男に出会ってしまった、もういい加減に助けてやってくれ、私は大きな声で訴えたかった。
そして松木氏は広子の耳元で何か囁いた後、くるりと彼女が半回転させる。
もう堕としにきたのか、まだ10分と経ってないぞ。
正面を向かされた広子は当然横を向き、松木氏と視線を決して合わせようとしない。
松木氏はその横を向いてあらわになった広子の耳元で、不敵な笑みを浮かべ囁く、何を言っているのかは聞こえないが、誘っている事はわかっていたので、私は「頑張れ広子、もう少しの辛抱だ」と声なきエールを送った。
唇を合わせようとしない広子を、すかさず半回転させると再びを攻め始める。
の愛撫に屈していく広子、彼女は諦めたように、自ら壁に両手をついて、奴の愛撫をしっかり受け止める姿勢をとってしまう。
白旗を挙げてしまうのは、時間の問題なのか、まだ粘りの余力は残っているのか広子、後10分程度だから辛抱してくれ。
今度もだけを触り続けている松木氏、への愛撫だけで拒否しようとしている女の気持を打ち破り、その気にさせていく、いや挿入されるのを懇願する女に仕立てていく。
私は他人事のように興奮し、男の術を一瞬も見逃さないでいるただの傍観者に成り下がっていた。
広子も、松木氏の両手の動きだけに意識が集中させられ、強烈な快感を耐え忍ぶのに精一杯なのだ。
ただ見ているうちに広子が四つん這いで犯されているイメージに見えてきて、もう限界を超えていた。
そして松木氏の興味が美脚に移ると、広子は完全に落ち着きが無くなり、ただ快感に酔いしれる女に変わっていく。
後ろ向きのまま、松木氏は広子の耳元で囁く、少し左右に首を振って一見拒否しているように見えるが、さっきの時と明らかに違っていた。
再び正面を向かされる広子、そして松木氏の舌を一度は拒否をしたものの、半ば強引に、今度は簡単に迎え入れてしまう。
完全敗北だ、つまり広子自身も松木氏とのセックスを要望してしまっているのだから、私の出る幕でない、居た堪れなくなり私はレストルームに逃げ込んだ。
15分の勝負だった。
洋式便器に座り、自分の物を取り出すとアッという間に果ててしまった。
それでも今起きている現実に勃起してしまう、そして涙があふれてくる。
情けない。
去り際明子には「私が見ていてあげるね」と言われ、しばらく便器に座っていることになる。
それから20分程たっただろうかトイレのドアをそっと開けて出ると、明子が「彼女いい顔しているよ、裸姿も思った通り綺麗だし」深かい屈辱感から、自分で処理をして、しばらく時間を経た今は、二人の絡みを見てみたい気持ちも涌き出てくる。
しかし一旦離れてしまうと再び部屋に見に行くことが難しく、恥ずかしくて戻りにくくなっている。
明子はその私の気持ちをわかっていて、部屋に誘い出す。
恐る恐る手を引っ張られながらレストルームを出て、2つのダブルベットに視線をやると、手前のベッドに松木氏は上半身のみ裸で、広子はすでに一糸まとわぬ姿で仰向けにされていた。
半分開いた両の中央に膝をついて、丹念に美脚の形状・長さを確認し、物色している松木氏。
その妖艶な雰囲気は彼女の顔を見れば一目瞭然で、完全に広子を凌駕していた。
どんな風に真っ裸にされたのかは、もう知る余地もないが、あらためて広子の見事な線美には見とれてしまう。
獲物のをしばらく愉しんだ後、松木氏もズボンを脱ぐ、そしてその鍛え上げられた体を全て披露する。
いよいよか。
松木氏はわざと広子の顔を私の方に向かせ、私に見せようとする。
彼女は私には見られたくないので、何度か反対に顔の向きを変えるのだが、奴の左手は必要に広子の顎をつかみ、私の方を向かせる。
両腕も最終的に万歳の格好をさせられて無防備な姿になる、何度かは手を下げて体を隠そうと抵抗したのだが、無駄な抵抗だと諦めていく。
昨日からのまさかの展開に私たちはもう夢でも見ているかのようだが、現実目の前のベッドには広子は大の字になっている。
私たちはなにか催眠術でもかけられたのに気づいてないのかと、自分に何度も問いかける。
松木氏は真上の位置から広子の乳房をそっと吸い始める。
もともと大きいとはいえない乳房だが、仰向けにより横から見るとほとんど平べったく見えるもんだ、しかも彼女乳首の色が、肌の色と見分けがつかないくらい薄いので判りにくいが、その中心部分に唇を合わせているのは確かだ。
なんという光景だ、もう我慢が少しもできないといった表情でこちらを向いているのに、私はどうする事もできない。
どうせ抱かれるなら早いとこ済ませてあげてくれと思うのだが、目の前の男は慌てず、冷静に、焦らし、しかも確実に彼女の乳房を弄ぶ。
何とか逃げる手立ては無いのか、私は必死に模索する・・。