涼太には人には言えない秘密があった。
それは女装趣味。
中学生の頃から母親の化粧品に興味をひき、
不在中に化粧や衣服の着用に手を出すようになっていった。
高校1年生となったとき、バイトを始めた。
もちろん目的は、女装道具を調達するための資金。
化粧品、ウィッグ、そして洋服類は通販で購入した。
インターネットを色々調べると、局留めが使える『そういう趣味』用の通販サイトがあったのだ。
そして一通り揃えると、完全に女装することが楽しみになった。
夜中家族が寝静まってから、こっそりと部屋で女装をする。
ポーズを決めてデジカメで写真を撮ったりして楽しんでいた。
流石に外出することは出来ないが、いつか外を歩きまわってみたいという願望は抱いていた。

火曜日、涼太はバイトの最中も終始ニヤニヤしていた。
今度の週末が待ちきれないからだ。
店長「どうした、気持ち悪いな?すっげぇご機嫌だな?」
涼太「あ、はい、実は、今度の週末、家族が用事で田舎へ帰るんです。」
店長「え、お前も?」
涼太「いや、もちろん日曜日はシフト入ってますから、家で留守番ですよぉ。」
店長「あ、そうか、家で一人になれるから、彼女でも連れ込む気なんだろ?」
涼太「いや、そんなんじゃないですけどぉ・・・。」
店長「いいなぁ、若いやつは。」
涼太「いやぁ、どこも出かけず、家で一人でゴロゴロしてるだけですよぉ?」
家族がいなくなり、家ですき放題出来ると言う点はあっていた。
ただ、彼女を連れ込むのではなく、ある意味自分が「彼女」だった。
週末は気兼ねなく女装できる、
なんだったらちょっと冒険して夜中に外へ出てみるのもいいかもしれない。
そんな理由で涼太の気持ちは、すっかり週末の楽しみに向いていた。
バイトの終わる時間に、同じシフトの絵里が話しかけてきた。
絵里「涼太、ねぇちょっと。」
涼太「はい、なんですか?」
絵里「ごめんね、相談があるんだけど・・・。」
涼太「は、はい。」
絵里「実は、今度の週末、彩香たちと鍋パーティーをするんだけど。」
涼太「はぁ、それはそれは・・・」
絵里「メンバーは、彩香と、美咲と、千尋と、私の4人。」
涼太「はぁ・・・それで・・・」
絵里「涼太もお誘いしようかなぁって、ね?いいでしょ?」
涼太「えっ、今週末ってのは・・・」
そこへ次のシフトの千尋が姿を現して涼太に迫った。
千尋「いいわよね?涼太くぅん?お姉さんたちと一緒に飲みましょ?」
涼太「えっと、その、週末はちょっと予定が・・・」
絵里が冷たく言い放った。
絵里「さっき、家で一人でゴロゴロしてるだけっていってたじゃん!」
涼太「えっ?!」
絵里「店長との会話聞いちゃった、ごめんね。だからお誘いしたんだ♪」
千尋「なら、決まりよねぇ?」
涼太は必死にお断りの言い訳を考えた。
せっかく女装を存分に楽しむ千載一遇のチャンスなのに、
どうしてバイトの先輩たちと過ごさなければならないんだろう。
涼太「でも、僕ほら、未成年ですし・・・飲み会は・・・」
絵里「私だって、あんたの1個上だし!高校生だってお酒くらい良いじゃん!」
千尋「うん、OK、OK、わたしも高校生の時は連日連夜飲みまくっていたんだから!」
涼太「あ、その・・・」
何故自分が誘われたのか分からなかったが次の絵里の言葉に納得した。
絵里「それでぇ・・・もういっこお願いがあってさ・・・」
涼太「な、なんでしょう?」
絵里「開催場所は、涼太の家でってことで♪」
涼太「えええっ?!」
千尋「いいわよね?」
涼太「あの、いや、それは・・・!」
絵里「だって、おうちに誰もいないんだもんね?」
涼太「そ、それは・・・」
千尋「本当は舞の家でやる予定だったんだけど、舞が都合悪くなっちゃって。」
涼太「じゃあ千尋さんちや絵里さんちとか・・・」
千尋「他の4人はみんな実家なのよ、思う存分楽しめないの」
絵里「開催場所に困ってたところだったんだ。ね?いいでしょ?」
千尋「おねがい。ね、涼太くん。」
涼太「う・・・あ・・・」
もはや諦めるしか無かった。
背が低くて童顔で、そんな見た目から普段から何かとからかわれている気の弱い涼太は、
絵里たちの申し出を断り切れなかった。
特に千尋は23才の一番年長。
美人だけどちょっとババくさい言動もあったり、普段から厳しく接客指導されたりと、
涼太にとっては怖い存在だった。
結局しぶしぶ頼みを承諾し、週末は4人の女の先輩に家を占拠されるハメになってしまった。
土曜日、午後になって両親は玄関先で涼太に、
火の始末と戸締りにくれぐれも気を付けるようにと言いのこし、五千円札を渡して出て行った。
パタンとドアを閉じると同時に自分だけの時間が始まるハズだったのだが・・・
涼太は溜息しか出なかった。
せめて先輩たちを迎えに行く、夕方6時までの間だけでも楽しもうと、しばし変身を楽しんだ。
これがそもそも、いけなかった・・・
家族がいないのだから、家の中のどこかわかりずらい場所に女装道具を隠しておくべきだった。
例えばの部屋なら、みつかってもなにも不思議は無い。
それなのに、ついうっかり時間を忘れて楽しんでしまい、
気づいたら待ち合わせの約束に迫っていたのだった。
慌てて変身を解き、道具をまとめてどこかにしまおうとしたが
咄嗟に場所を考えられず、いつものように自分の部屋のクローゼット奥深くに押し込んでしまった。
全力疾走で駅前の待ち合わせの場所に向かうと、4人はすでに到着していた。
彩香「おそい!」
絵里「15分遅刻なんだけど。」
千尋「冬の空の下で、すごく寒い思いさせてるのよ?」
美咲「まぁまぁ、みんな、そんなに言わないでも・・・」
涼太「すいませ・・・ん・・・はぁはぁ・・・」
千尋「涼太くんに温めてもらわなきゃなぁ♪」
涼太「え?あの・・・」
彩香「ふははは、涼太、どうする?千尋さんに誘われてんぞ!」
涼太「いや、あの、ごめんなさい・・・許してください。」
一通り遅刻を咎められたところで、5人は買出しをして、食材とお気に入りのお酒を調達した。
家につくと、さっそく鍋パーティーを始めた。
最初は確かに気が重かったけど、女装が出来ないのは残念だったけど
台所で先輩たちがキャッキャ騒ぎながら調理しているのを、
リビングでぼんやり眺めているのも悪くなかった。
それに、普段いじめられてるけど、美人の先輩4人と一緒に鍋を囲みお酒を呑むと言うのも
客観的に見たら羨ましがられるシチュエーションなのかもしれない。
ここまできたら、開き直って楽しまないと損だと判断することにした。
ひとしきり鍋を楽しみ、お酒も過度に入ってきたところで、彩香が言い出した。
彩香「涼太は、あれか、彼女とかいないのか?」
涼太「え、いや、いないですけど・・・」
彩香「性本能くすぐる系だから、あれじゃね?そういうのに弱い女とか騙せるんじゃね?」
千尋「うん、わかる。」
美咲「そうですね、涼太くんはそういうキャラだから。モテると思う。」
絵里「ええ?そうですかぁ?涼太は可愛いけど・・・、彼氏としては、う?ん、微妙かなぁ。」
千尋「作ろうとしないの?」
涼太「いや、今は別に・・・」
彩香「だって、エロいことには興味あるんだろ?」
ここで、涼太の中で嫌な予感がした。
ここから慎重に受け答えをしないと、なにかとてつもない展開が・・・
涼太「別に、そういうのは・・・」
彩香「うそつくなよ!」
千尋「そうね、高1にもなって、興味がないってのは変よねぇ」
涼太「本当ですって・・・」
すると彩香が突然提案した。
彩香「涼太のお部屋がみたい!」
涼太「えっ?!」
千尋「よし行きましょ!トレジャーハントよー!」
絵里「あ、なんだか楽しみかも♪」
涼太「そ、それはちょっと・・・」
ひとりだけ酒が飲めずジュースで過ごしていたシラフの涼太だけは
その恐ろしい状況におろおろするしか無かった。
唯一美咲だけは、まぁまぁとハイテンションの皆をたしなめていた。
先陣を切ったのは彩香。
続いて千尋、絵里と後に続き、二階へと登っていった。
勢い良くドアを開けると、一応綺麗に片付けられた部屋。
千尋「ふぅん、ちゃんと綺麗にしてるのね。」
彩香「でも千尋さん、やっぱり男の子ですから・・・」
絵里「そうですよね、ふふ・・・」
千尋「ねぇ、涼太くん、やっぱりエッチぃものとか、もってないですよねぇ?」
涼太「あの、千尋さん・・・やめましょうよ・・・」
美咲「もう、ちょっと・・・みんなあまり涼太くんに迷惑をかけないで・・・」
千尋「いいからあなたも探しなさい♪」
彩香「ベッドの下は何もないみたいッス!」
涼太の悪い予感は的中した。
どうか、見つかりませんように、と心のなかで何度も念じた。
クローゼットをまさぐる絵里を見て、もうなりふりかまっていられず涼太は動いた。
絵里の腕をつかみ、クローゼットから引き離そうとする。
涼太「もういいじゃないですか、絵里さん・・・」
絵里「あ、こらっ・・・ちょっと・・・」
彩香「ん?クローゼットか?」
千尋「美咲、涼太くんを抑えつけて。」
美咲「えっ、あの・・・」
絵里「きゃー、やめて、涼太ぁー」
涼太「ちょ、絵里さん!」
絵里は嬉しそうに悲鳴をあげながら涼太の腕にしがみつき、
逆に涼太が動きを抑えられる格好になった。
彩香もそれに参戦し、完全に身動きがとれない状態になった。
千尋「さー、ではクローゼットを検査しますからねー。」
千尋は容赦なくクローゼットの中の物をかき分け、入念にチェックしていった。
涼太は絶望的な気分に打ちひしがれていた。
千尋「!!!」
彩香「千尋さん、何かありました?」
千尋「やだ・・・これはこれは・・・」
千尋が取り出したのは旅行カバン。
涼太がいつも女装道具をしまっているカバンだった。
クローゼットの奥の女物の洋服がつまった衣装ケースも姿を見せていた。
千尋は旅行かばんを開けて、皆に見せつけた。
美咲「えっ・・・涼太くん・・・」
彩香「おいおいおい・・・」
絵里「・・・」
千尋「あれ?涼太くんってお姉さんさんっていないわよねぇ?ひとりっこだもんねぇ?」
彩香「なぁんでこんなものが、キミの部屋にしまってあるのカナ?カナ?」
絵里「・・・彼女要らないってのは・・・そういうこと?」
涼太「う・・・」
涼太は自分の部屋で正座をしていた。
目の前のベッドに腰掛け鋭い目付きで見下す千尋と彩香、真横に立つ絵里、
後ろで哀れみの目を向ける美咲。
4人に囲まれて、涼太はがっくりと首をうなだれていた。
千尋「いつからこういうことをしてるの?」
涼太「えと・・・、中学生の時からです・・・」
彩香「どこでこういうの買うの?よくお店で買えるね?勇気あるなぁ・・・」
涼太「あの、その・・・通販で・・・」
絵里「まさか、涼太にこんな趣味があるなんて・・・」
涼太「・・・すいません・・・」
この嵐が過ぎ去るまで大人しくしているしかない。
涼太はとにかく頭をさげて、正直に質問に答えていた。
すると千尋が言った。
千尋「じゃあ、いつものように、着てみて♪」
涼太「えっ?!!」
彩香「ひゃっはー!それいい!」
絵里「あ、ちょっと見たいかも・・・」
美咲「・・・(どきどき)」
涼太「それは、その・・・ちょっと・・・勘弁していただけないでしょうか・・・」
消え入るような声で懇願する涼太だったが、
酒が回って激烈なテンションの3人にはもはや聞く耳を持ってもらえていなかった。
彩香「着ないと、バイトのみんなにバラすぞ?」
千尋「ねぇ、皆に教えてあげないとねぇ・・・♪」
絵里「ここだけなんだから、ねぇ、いいんじゃない?」
千尋「そうよ、今だけ、ね?4人しかいないんだし、今日だけだから、ね?」
彩香「諦めろ!場を盛り上げると思ってやれ、涼太!」
美咲「・・・(わくわく)」
涼太「・・・う・・・うう。」
そんなこんなで、4人の前で女装姿を疲労するハメになった涼太。
着替える間、4人にはリビングに戻ってもらった。
なるべく露出の少ない、おとなしめの格好にしようと思ったが、
そこへ千尋と彩香が戻ってきて、洋服を漁り始めた。
千尋「やっぱりちゃんとコーディネートしてあげる。んーっと・・・」
彩香「お、このミニなんかいいんじゃないすか、千尋さん。あとこれなんかも・・・」
千尋「いいわね、涼太くん肩幅ないから、肩だしても平気よね・・・」
彩香「で、このきゃわいらしいニーソと・・・」
次から次へと衣装をセレクトしては、涼太の体に合わせていく二人。
涼太とは対照的にものすごく楽しそうだった。
千尋「それと・・・」
千尋が目を光らせた先には、衣装ケースのさらに奥にあった紙袋。
涼太はあっ、と声を漏らしたが、それも見つかっていたのだろうと思い、すぐ観念した。
紙袋のなかには、女性用下着が数点詰まっていた。
千尋「もちろん、これも身につけてくれないとね♪」
彩香「うはははは!セックシーだなぁオイ!」
涼太「・・・」
彩香「じゃあ、ちゃんとそれ全部着ろよ!」
千尋「ちゃんと着てくれないと、お姉さん悲しくてバイトの人達に報告するかもね?」
パタンとドアが閉じられた。
涼太は諦めて選んでもらった服を身に包んだ。
膝上のミニスカートにキャミソール、
黒のオーバーニーがスカートとの絶対領域を演出。
かなり露出は高めだけど、自分的には一番好きな格好の部類だった。
でもあの4人にお披露目するとなると・・・やはり暗澹たる気持ちになった。
ショートヘアのウィッグをかぶり、意を決して部屋を出た。
さすがに化粧をするのはやめておいた。
一歩ずつ階段を下り、リビングのドアを恐る恐る開けると、
待ち構えていた4人からはどよめきが上がった。
千尋「あらあら・・・」
彩香「おお・・・なんかやるじゃん・・・」
絵里「完全に女の子・・・」
美咲「・・・かわいい!」
涼太は意表をつかれた。
てっきり馬鹿にされて、爆笑されて、またイジメられると思っていたから
4人の反応は意外だった。
千尋「涼太くん、すっごくかわいい
彩香「どっからどうみても女の子だ!なんかくやしい!」
美咲「うん・・・とってもキュートだよっ!」
涼太「そ、そうですか・・・?」
あまりにももてはやされるので、悪い気がしなかった。
むしろ、女の子みたいと言われて、嬉しい気持ちが湧いてきた。
絵里「ねぇ、化粧は?化粧してないよ?」
彩香「う?ん、このままでもOKだけど、もうすこし・・・」
千尋「そうね、ちょっと眉毛を整えてみましょうか・・・」
美咲「あ、私の道具、これ・・・」
彩香「美咲、さんきゅ。」
涼太「えっ?えっ!?」
絵里「ほらっ!動かない!」
涼太に化粧を施していく4人。
眉毛を細く抜かれ、薄めにファンデーションからチーク、アイライン、口紅にリップグロスまで塗られた。
10分後・・・
絵里「完璧・・・」
千尋「最高ね」
彩香「くっそ、これいいのかよ、オイ!」
美咲「すごい・・・!」
涼太は手鏡を渡されてのぞきこんでみた。
涼太は普段、こっそり買ったマニュアル本を見て化粧を訓練していたが
やはりこうして女性にやってもらうと、いつもよりも本格的に仕上がっていた。
鏡の中には自分とは思えない、自分でも見惚れてしまうくらい
可愛らしい女の子が写っていた。
涼太「・・・」
彩香「涼太もまんざらじゃなさそうじゃん♪」
絵里「そりゃそうですよ、ね、りょうこちゃん?」
涼太「りょ、りょうこちゃんて・・・」
千尋「りょうこちゃん、ふふふ」
しばし我を忘れてしまったが、やっぱり女装姿を見られるのは恥ずかしかった。
まだ誰にも見せたことが無いのに、よりにもよってバイト先の先輩
しかも同時に4人にも見られるとは・・・
涼太は縮こまるしなかった。
しばし涼太の女装姿で盛り上がったところで、また飲み直すことになった。
涼太「じゃ、じゃあ、僕着替えてきます・・・」
そそくさと階段へむかおうとすると彩香が手で制した。
彩香「そのまま!」
涼太「ええ、ちょっと、でも僕これじゃ・・・恥ずかしいっす・・・」
千尋「ぼく?ぼくじゃないでしょ、今はりょうこちゃんなんだから、僕じゃなくて?」
涼太「えっ?!」
彩香「わたし!わたし、だろ!?はい、わーたーしー」
涼太「わ、わたし・・・」
千尋「そうそう、良く出来ました。じゃあ飲み直しましょう?」
結局涼太の女装はとくことを許されずそのまま宴が再開された。
20分程度宴がつづいたあと、さらに場がハイテンションになったところで、
千尋が言い出した。
千尋「じゃあ、王様ゲーム、しない?」
彩香「いいっすね!もう何でもやろう!な!」
絵里「はーい♪」
美咲「もう・・・みんな酔いすぎなんだから・・・」
涼太「お、王様げーむ・・・」
涼太はまた新たな不安が浮かんだ。
なにかこう、セクハラされるのではと・・・
普通美女4人と王様ゲームといったら、
自分が王様になったときの楽しみに期待を寄せるのが普通だが
今の涼太は何故か逆の心配をしていた。
そしてまたしても、その悪い予感は的中することになる。
しばらくは他愛の無い命令が続いた。
一気飲み、デコピン、歌を歌う・・・
まぁ、コレくらいなら安全かな、と涼太も少し安堵していた。
涼太が王様に当たったとき、ダメ元で、王様は男に戻りますと言ってみたが
千尋・彩香コンビにあっさり却下された。
そして、きっかけが生まれた。
彩香が王様を引きあて、そろそろぬるい命令は終りだとばかりに胸をもむという命令を出した。
幸い涼太があたることはなかったが、これ以降、ムードは加速していった。
彩香「じゃあ、どんどん行こう!王様だーれだっ」
千尋「はーい!」
絵里「千尋さーん♪」
彩香と絵里は涼太の背後で必死に指を立てている。1と4を表しているようだ。
自分が何番かをこっそり知らせているのだ。
ちゃっかり美咲も、膝の上でひかえめに2本の指を出した。
千尋「じゃあね、3番と王様が、キスしましょう。」
絵里「さ、3ばーん?」
彩香「はい、だれー?」
涼太「・・・あ、あの・・・ぼ、ぼくです・・・」
彩香「ぼくぅ?」
涼太「・・・あ、いや、わ、わたしです。」
絵里「え・・・」
彩香「じゃあ涼太と千尋さんきっすーー」
千尋「うふふ、おいでりょうこちゃん・・・」
涼太はしぶしぶ千尋の前に座った。
千尋が涼太の頬に手を寄せると、そのまま静かに唇を重ねた。
涼太はぎゅっと目をつぶってじっとしていたが、
5秒たっても、10秒たっても唇は離れようとしない。
それどころか、千尋はそのまま舌を忍ばせてきた。
涼太「・・・っ!」
涼太はびっくりして体が硬直してしまったが、
千尋の柔らかな舌の感触に心地よさを感じてしまい、そのままなすがままにされていた。
ねっとりと舌と舌が絡み合う、初めての体感。
絵里「千尋さんちょっと!ながい!ながい!」
彩香「千尋さん、舌入れてんでしょ!」
千尋「んん・・・んぅ?・・・」
涼太「んんんん!」
ひとしきり涼太の口内の感触を楽しんだ後、千尋はちゅぱん、と音を立てて唇を離した。
一瞬二人の間で唾液が糸を引いた。
千尋「あー、涼太くんの唇美味しかったわ♪」
絵里「もう・・・」
彩香「じゃあ、次いってみようか?」
彩香が割り箸を束ね、呆然としている涼太を取り残して次のゲームを促した。
涼太以外が引き終わり、涼太も彩香にこづかれて割り箸を引いた。
王様は彩香たった。
そして他の女子3人はまたしても彩香にサインを送っていた。
彩香「じゃあ、3番は1枚お洋服を脱ぎましょう♪」
涼太「・・・うう。」
涼太「絶対先輩たち、ズルしてるんじゃないですか!」
彩香「うるさい、王様の言う事は?」
涼太「だって・・・」
千尋「ぜったーーい♪でしょ?」
彩香「ほら、ぜったーーいって言えよ!」
涼太「ぜ、ぜった・・・いって、もうやめませんか・・・?ねぇ?」
絵里「ん、まぁ、そろそろ許してあげ・・・」
千尋「ゲームゲームでしょ!なら私たちが脱がしてあげる・・・うふふ♪」
彩香「観念しろ涼太!じゃないりょうこ!」
涼太「やっ、やめ・・・」
彩香に仰向けに押さえつけられながら、無理やりスカートを脱がされてしまった。
うすいブルーの可愛らしいパンツが姿を見せる。
でもそこは、女性下着には似つかわしくない、もっこりとしたふくらみ。
涼太は恥ずかしくて泣きたくなっていた。
絵里「うわ・・・」
彩香「あれ?りょうこちゃん、なにここ?」
千尋「女の子なのに、こんなにもっこりしてるなんておかしいわよねぇ?」
涼太「それは・・・」
千尋「ちょっと触ってみてもいいかしら?」
涼太「や、・・・ちょっと・・・」
涼太が手で隠そうとするその手を彩香がとっさに払いのける。
千尋は手のひらをゆっくり伸ばし、股間に軟着陸させてくる。
ふわっとした感触を、パンツ越しに感じた。
涼太「・・・んっ」
こんな状況にも関わらず、涼太は段々と興奮してきているのを感じた。
千尋「ふふ、かわいい・・・」
彩香「りょうこちゃん、恥ずかしがってる♪」
涼太「やめてくださぁいい・・・」
美咲「ね、ねぇ・・・ちょっと可哀相だよ涼太くんが・・・」
絵里「そ、そうだよね、まぁ・・・もう少しおえてあげても・・・」
彩香「ここまできてなにいってんの。みんなで楽もうよ?」
涼太「そ、そんな・・・」
千尋のマッサージを受けて涙目になっている涼太の唇を今度は彩香が奪った。
涼太「んん!」
彩香「ん??」
絵里「あ、彩香さん・・・!」
彩香「ちゅ・・・ちゅっ・・・」
千尋の手はだんだんとパンツの中に侵入し、涼太のペニスを直に握った。
涼太の体がぴくっと小さく跳ねた。
涼太「んっ!」
彩香「ちゅ・・・ちゅうう」
絵里「わっ・・・私もっ・・・」
今度は絵里が、涼太の右耳に軽く息を吹きかけ、耳たぶに唇を押し当てた。
涼太の足元に座っている美咲も、顔を赤くしながら涼太を見つめていた。
彩香「もう、りょうこかわいすぎ・・・もっといじめたくなる♪」
千尋「じゃあ、もう上も脱いじゃいましょうか?」
千尋がキャミソールに手を掛けると胸元まで一気にずり上げた。
涼太はびっくりしてその手を制して叫んだ。
涼太「や!やめて!恥ずかしいです!」
千尋「そんな恥ずかしがるりょうこちゃんをみると、ますますねぇ?」
彩香「うん、もっともっといじめるぞ?」
涼太「でもいやです!僕だけこんな、恥ずかしいです!」
千尋「ん?、じゃあ、私たちも脱ぐから、ね?それならいいでしょ?」
絵里「えー・・・」
彩香「ウチらもですかぁ?」
千尋「いいじゃない、りょうこちゃんだけだと、確かにアンフェアでしょ?ね、りょうこちゃん?」
美咲「え、あの・・・わ、わたしも?」
千尋「もちろん」
美咲「え・・・」
涼太はなんと言ったらいいのか分からなかったが、
彼女らの裸を見られるという、邪な思いがあったのも事実だった。
しかし涼太が了承する前に、千尋が自分の上着を脱ぎ去ってしまった。
黒いブラに包まれた大きめのバストがぷるんと揺れる。
白い肌に引き締まった腰のくびれ、ものすごくスタイルのいい、なまめかしい体つきだった。
絵里「千尋さん、やっぱりスタイルいいなぁ・・・」
彩香「あれ?涼太、千尋さんの見て興奮してるんじゃない?」
涼太「え、いや、そんな・・・」
千尋「ほら、みんなも、脱ぐ脱ぐ。」
絵里「はぁ・・・」
彩香「しかたないなぁ。」
美咲「え・・・、え・・・」
絵里と彩香が千尋に促されて脱ぎ始める。
ふたりとも、千尋ほど大きくはないが、形のいいバストだった。
涼太はおもわず生唾を飲み込んだ。
千尋「じゃありょうこちゃんも、ね、脱ぎ脱ぎしましょ?」
千尋がさっそく涼太のキャミソールを脱がせると、
涼太は上下下着とオーバーニーだけを身につけた姿になった。
胸がないからブラはぶかぶかだけど、それでも何故か涼太は
女の子のように両腕で胸を隠した。
彩香「なんかえっちい・・・」
絵里「うん・・・」
千尋「あら、涼太くん、もうこんなに大きくなっちゃったのね♪」
涼太「あ・・・」
元々3人から愛撫を受けていた時から膨張を始めていたけど
下着を目の前で見せつけられて、最後まで勃起が完了してしまった。
パンツから亀頭部分が完全にハミ出している。
絵里「うわっ、すごっ・・・」
彩香「りょうこ、ビンビンじゃん、ぬふふ。」
千尋「ほら、ほら・・・」
千尋がペニスの先に手をかけ、くるくると、ラジオのボリュームを調整するような手つきで撫でた。
涼太「んぅっ」
彩香「ん?りょうこ感じてるの?」
絵里「んぅ・・・」
絵里は彩香に代わって涼太にキスを始めた。
千尋の愛撫によって身をよじる涼太の姿をみて、自分自身も興奮が押えきれなかった。
それをぶつけるかのように、激しく舌を絡ませたキスを続けた。
そして彩香は、涼太のブラの中に手を差し込み、乳首を指の腹で撫で回す。
涼太は3人の波状攻撃によって、段々と快感のとりこになっていった。
美咲はまだ服を脱いでいないが、もじもじしながら4人を見守っていた。
彩香がブラを脱がせようとすると、涼太はささやかながらそれを制そうとした。
涼太「んぅ・・・や・・・やめ・・・んぐぐ・・・」
絵里に唇を吸われているためうまく喋れなかったが、一応抵抗しようとしているようだ。
彩香はしょうがないなという顔をしながら、自分のジーンズを脱ぎはじめた。
彩香「もう。ほら、私も脱ぐから、りょうこも脱ぐんだよ♪」
彩香の体からスルっとジーンズが脱げ落ち、彩香は下着姿になった。
絵里と千尋もそれをみて、つられて下を脱いだ。
そしてまた愛撫を続けた。
女装をさせられて下着姿の女性3人に攻めらている自分が、よくわからなくなり
とにかくワケの分からない快感に、じっと堪えるしか無かった涼太。
いつの間にか涼太のブラは彩香によって取り去られていた。
空気に露出した乳首はすっかり硬くなっていて、
彩香の舌がその上から襲撃してきた。
くすぐったいような、あたたかい感触が乳首から伝わってくる。
涼太「んぅ・・・う・・・う。」
絵里「んちゅ・・・ちゅううう・・・」
千尋「ふふ、りょうこちゃん、なにかえっちなお汁が出てきたわよ?」
彩香「んふ・・・や?らしい、りょうこ。・・・れるっ」
涼太のペニスからは先走り汁が溢れ始め、千尋の白い指の間で糸をひいていた。
千尋「さぁて・・・そろそろパンツも、脱いじゃおうか?」
彩香「うん、いいよな?りょうこ?」
絵里「ちゅ・・・ちゅぶっ、ちゅぶっ・・・」
涼太「んぐっ・・・んん・・・」
涼太は抵抗する力もなく、絵里のキスを受け入れていた。
千尋がパンツに手をかけると、ゆっくりと下へずりおろしていった。
するする・・・と、パンツが足首から先へ抜けていく。
涼太はオーバーニーを残して、完全な裸になった。
4人の前で完全にさらけ出されたペニス、しかも勃起状態。
恥ずかしくてとてもいられないはずなのに、涼太は手で隠すことを忘れていた。
千尋「こうしてみると、涼太くんって、体毛全然ないわよねぇ・・・」
彩香「ええ、完全に、胸がちいさめの女の子の体ですよね?」
千尋「ん?あら、美咲?なにしてるの?」
涼太の裸体に見入っていた美咲は、ふいに呼ばれてびっくりした。
美咲「えっ?!はい?」
彩香「え?じゃないよ、美咲も脱げよ!」
美咲「え・・・でも・・・」
千尋「もう皆、こんな姿なんだから、いまさら関係ないでしょ?ほらっ」
彩香「千尋さん、ここは私が・・・、ほら美咲ぃ?!」
美咲「えっ、やっ・・・彩香さん!」
結局美咲も、彩香の奇襲にあい、下着姿にさせられてしまった。
4人の中では千尋の次に胸が大きく、おとなしめのうす緑の下着に包まれていた。
美咲は恥ずかしさのあまり身を縮こませた。
美咲「もぅ?やだぁ・・・」
千尋「ねぇ・・・美咲もりょうこちゃんを可愛がってあげれば?」
彩香「こことか、ほら、ちろって舐めるとビクンってするんだよ?」
彩香が涼太の左乳首の先端を舌でつつく。そのたびにぴくっ、ぴくっと涼太の体が反応する。
涼太「んっ・・・うっ・・・」
絵里「んふ・・・う・・・」
彩香「ほら、美咲も・・・」
美咲「う・・・うん・・・」
美咲はすこし躊躇したが、全裸の涼太への欲情が湧いて
促されるがままに、涼太の右乳首に、ややためらいがちにキスをした。
涼太「んんっ!」
彩香「りょうこぉ?どう?きもちいいだろ?」
絵里は涼太の唇から離れ、頬や鼻、耳たぶと首筋、いろんなところにキスをして回った。
千尋はカリの部分を刺激するように、親指と人差し指で輪っかをつくってペニスを上下させた。
涼太の体はますます熱くなってくる。
最初はためらいがちだった美咲も、いつの間にか情熱的に乳首舐め上げていた。
彩香が乳首に吸付きながら千尋の方をみると
千尋が刺激していたペニスの先端から、どんどん先走り汁がこぼれていくのを見つけた。
その淫靡な光景に、つい唇を乳首から移動して、ペニスの先端部分に唇を這わせ始めた。
涼太「あっう・・・!」
彩香「ん・・・ちゅ・・・ちゅる・・・」
千尋「や、彩香・・・どう?お味は?」
彩香「ん・・・ちゅちゅ・・・ちゅっ・・・ちょっとしょっぱいかな・・・ちゅ・・・」
涼太「んぅ!」
涼太は身をよじって声を漏らす。ペニスから今まで以上の快感が湧いてくる。
彩香は、玉袋のほうにも手を伸ばして、ふわっと包み込むように撫で回す。
美咲は彩香が残した右乳首を指で刺激しながら、左乳首にすいついていた。
涼太「も・・・もう、や・・・やめ・・・んぅ・・・」
彩香「やめ?やめてほしい?」
千尋「もう、りょうこ・・・本当にかわいい。まだまだやめてあげない・・・」
千尋はペニスのカリの部分から指をはなし、つつーっと、人差し指を裏筋にそって下へ移動させる。
ペニスの根元と、玉袋を通過して、おしりの谷間までたどり着く。
左手で谷間をこじ開けると、右手の人差し指はそのまま肛門にまで達した。
肛門のひだの部分を、千尋の指の腹がこんこんとノックをする。
涼太は次から次へと新しい快感に襲われる。
涼太「んっ!んん!」
千尋「たしか、男の子って、ここが気持ちイイのよね・・・」
千尋は一度指を離し、中指を銜えると、たくさん唾液をつけた。
そして再び肛門にあてがうと、ゆっくりとアナルの中へ侵入させていった。
くにゅっ、という音がして、中指の第一関節部分が肛門を通り抜ける。
涼太「あっ!ああ・・・!」
千尋「どお、りょうこ、痛くないようにゆっくりやってあげるね?」
千尋の中指が完全にアナルの中に埋没すると、中で半回転させて、手のひらをうえに向けた。
中指が中で折れ曲がり、前立腺部分にこつりと当たるようになった。
ちくりとした刺激が、ペニスの根元から生じた。
涼太「あうっ・・・!」
絵里「すごい感じてる・・・おの穴って、そんなにきもちいいの?」
彩香「女の子みたいな声だしちゃって・・・ちゅ・・・ちゅっ・・・」
千尋「ここがいいの?・・・こう・・・?」
くにくにっと千尋の中指が中から外に向かって押し付けられる。
その度に涼太の体に電気が走る。
涼太「ううっ!ううう・・・!」
涼太の喘ぎ声に混じって、いつの間にか美咲も切なげな声を漏らしていた。
空いた右手を自分の股間に差し入れて、自分自身も慰めていた。
彩香「ん・・・美咲、自分だけ気持ちよくなってずるい・・・私もりょうこに気持ちよくしてもらおうっと」
彩香はブラとパンツを脱ぎ去ると完全な全裸になった。
ツンと上を向いた綺麗乳首があらわになる。
体を動かすたびに小さく揺れるその胸は、泡のようなやわらかさを想像させる。
彩香はそのまま涼太の腕をとると、自分の股間に持っていく。
彩香「りょうこ、私のここも気持ちよくさせな!」
涼太は言われるがままに、まめまめしく指を動かす。
初めて触る女性器を、どう扱っていいのかわからないが、
とにかく指を突き出して、彩香の女芯を撫で回した。
彩香「んっ・・・そ、そう・・・その調子・・・」
彩香は涼太の指を受け入れながら、体を横によじって、ペニスの先端に舌を這わせる。
絵里も彩香につられて、下着を外して全裸になった。
4人の中で一番小ぶりだけど、乳首の色は一番綺麗なピンクだった。
絵里「もう・・・わたしだって・・・ね、涼太?」
絵里は涼太の顔にまたがり、あそこをこすりつけた。
絵里のあそこには毛が生えて無く、肌の温かさが涼太の顔にダイレクトに伝わってきた。
ちょうど涼太の唇部分に押し当てられた小陰唇からは
愛液がつるりと流れていた。
涼太は絵里の愛液を口内に受け止めながら、必死に舌を動かして中を刺激した。
絵里「ああっ・・・あんっ・・りょ、りょうたっ・・・あっ!あっ!」
美咲もブラを外して、胸を露出させる。すこし大きめの胸、と大きめの乳首
そしてパンツも脱いで全裸になった。
美咲は涼太の乳首舐め、自分の指で直に股間を愛撫しながら、
涼太のもう一方の腕をとって自分の胸をつかませる。
涼太は美咲の胸をゆっくりと揉みしだき、結局3人に対して同時に愛撫させられる形になった。
涼太、絵里、彩香、美咲の4人の喘ぎ声が入り混じる。
千尋「んふ・・・みんなで気持ちよくなってるのね・・・わたしも・・・」
千尋が一旦アナルから指を抜いて立ち上がり、ブラとパンツを外す。
一番グラマラスな千尋の裸体が解き放たれる。
大きいのにたれずにツンと上を向いている乳首が赤く染まっていて
毛が生えていないツルツルの股間は、しっかりと女性器の割れ目を覗かせていた。
千尋はまた指を唾液でぬらし、今度は人差し指と中指の二本を差し入れた。
ぐいぐいと肛門をかき分ける瞬間、涼太は一段と高い声を上げた。
涼太「んうっ!んうっく!」
絵里「あうっ!あふんっ!」
その喘ぎ声をあげる口の動きと連動して、絵里の股間へ衝撃が伝わった。
絵里も身をよじって喘ぎ声を漏らしていた。
千尋はそのまま指を根元まで差し入れると、先程とおなじように
前立線部分をノックし続けた。
こつっ、こつっ、ぐいぐい、と腸壁が形を揺らしていた。
涼太は絵里の股間に顔を埋めながら、うんうん、唸り続けた。
千尋「ここがそんなに気持ちイイのね・・・?じゃあ、もっとしてあげる!」
千尋が涼太の一番反応のいい場所を見つけると、そのスポットを重点的につついた。
ぐいっ・・・ぐにゅっ・・・ぐゆっ・・・
涼太「んうっ!んふぁ!あああっ!あふぁっ!」
思わず涼太は絵里の股間から口を離し、息をたくさん吸い込んでは大きなよがり声を上げた。
絵里は一度体を離れて、涼太の耳に舌を這わせた。
より強い刺激を求めて絵里は自分で股間を愛撫し始めた。
絵里から開放された涼太は、千尋の指の動きに合わせて遠慮なしに声を上げはじめた。
涼太「んうあ!ああ!ああっ!」
千尋「んふ・・・もっといっぱい声をきかせてね・・・もっともっと・・・」
絵里「涼太・・・んふぅ・・・んあっ・・・」
彩香「んちゅ・・・れるれるっ・・・んう・・・あっ・・・りょうこぉ・・・ちゅ・・・ん・・・」
美咲「ちゅ・・・ちゅ・・・」
涼太の快感の波は徐々に自分で制御しきれないほど高まり、
涼太は思わず叫んだ。
涼太「あっ!ああっ!で、でちゃ・・・でひゃううう!」
千尋「イっちゃうの?いいよ、イって・・・」
千尋は指の動きをどんどん加速させていった。
指の刺激に加えて、ペニスの根元と肛門の間に舌を這わして快感をさらに与えた。
涼太「あっ!だめ!だめぇ!いっちゃっ!いいっちゃううう!」
涼太の体に伝わる快感の波が、津波へと変わった。
どどーっと押し流される感覚に陥った。
涼太「あっ・・・あっ・・・」
びくっ!びくっ!と涼太の体が痙攣を起こす。
涼太は白目を向いて体を震わせていた。
彩香「あれ・・・りょうこ・・・イっちゃった?えっちなお汁、でてこないよ?」
千尋「ひょっとして、ドライでイッちゃったのね。」
彩香「へぇ・・・じゃあ女の子みたいにイったんだ?」
絵里「涼太・・・はぁ・・・はぁ・・・だ、大丈夫?」
絵里が体を起こして、涼太のほほにキスをして頭をなでると、
涼太は意識を取り戻した。
涼太「はぁっ・・・はぁっ・・・あっ・・・ああ・・・はぁ・・・」
千尋「これで本当に女の子になっちゃったね、涼太くん」
涼太「あれ・・・はぁ・・・わ、わた・・・し・・・」
自然とわたしという言葉をつかっていた涼太。
普段オナニーで射精した後は一気に気分が萎えているのに、今も全然気分が高揚したまま。
上り詰めたはずなのに、まだ下っていない、ふわふわした雲の上に立っているような気分。
涼太にとって初めての感覚だった。
千尋「彩香もやってみる?」
彩香「え、はい・・・で、できるかな?」
彩香は千尋と場所を入れ替わると、千尋は彩香の指をとって自分の口に含む。
彩香「や・・・千尋さん・・・」
千尋「んふ・・・」
千尋は彩香の指を十分に濡らすと、その指をそのまま涼太の肛門に促した。
彩香「じゃあ、いれるぞ・・・りょうこ。」
涼太「え・・・あ・・・」
涼太がまだうっとりしているのに、お構いなしに指を突き入れていく彩香。
ずずずず・・・とさっきよりもやや乱暴に肛門がこじ開けられ、アナルに侵入してきた。
涼太「ん!あああっ!」
上り詰めたその場所から、さらに高台へと自身を押し上げられる感覚の涼太。
再び涼太は甘美の声を上げ始めた。
彩香「ふひひ・・・ここ?ここか?」
涼太「あっ!あっ!」
千尋「ふふ、さて、りょうこちゃんは、今度は私のを舐めて・・・」
千尋は今度は先程の絵里のように、涼太の顔面にまたがる。
涼太に無毛の女芯をあてがい、ぐいぐいと腰を動かしてこすりつける。
絵里は彩香の代わりに、涼太のペニスを口に含み、唇を上下に動かしてペニスを刺激させた。
彩香「ほらっ・・・ほらぁ!きもちいいか?ほらっ・・・きもちいいって言えよ!」
涼太「んぐっ!んぐぐぐっ!ううううっ!ひっ!ひほひいいっ!ぐうう!」
涼太は千尋のヴァギナに舌を必死に差し入れながら、彩香の命令に答えた。
千尋「あっ・・・!りょうこっ!!すごっ・・・りょうた・・・きもちいいっ!」
千尋は自分自身の指でクリトリスを撫でながら、涼太の唇にヴァギナをぐりぐり押し付けていた。
彩香による刺激によって身をびくびく揺らすその振動が、千尋に心地よい衝撃を与えていた。
彩香「すごいですよね・・・涼太の舌って・・・」
千尋「うんっ!あっ!りょうこちゃんっ!きもちいいっ!」
千尋はますます腰のリズムを強めていった。
彩香もまた、指の刺激を速めていって、涼太を反応を楽しみながらアナルを犯した。
涼太「んうっ!うっ!うぐぐぐ!あっうっ!んふぅ!」
彩香「どうだ?ほらっ!イけよ!女みたいにイッちゃえっ!」
涼太「んぐぅ!ううううっ!んぐううう!」
千尋「ああっ!ああああぅっ!でるぅ!」
涼太よりも先に千尋が先に達した。
千尋のヴァギナからは、しぱぱぱっ、と控えめな潮がこぼれ出した。
大部分は涼太の口の中に流れていったが、口の周りも少し濡らした。
涼太もまた少し遅れて、再び絶頂のポイントに上り詰めた。
涼太「んはあああっ!あああんっ!!!」
涼太の体がさっきと同じようにびくんっびくんっ、と痙攣を始めた。
彩香はそれをみて嬉しそうに、指をゆっくり動かしながら見ていた。
彩香「ふふっ、イったね・・・すごい可愛らしいぞ・・・」
涼太はまた絶頂に達したが、射精はしていなかった。
ペニスは痛いくらい膨らんでいるのに、絵里の舌の刺激を受けていたのにも関わらず、爆発しない。
やっと頂点にたどり着いたと思ったら、また、下には下ろしてもらえず、ずっと宙をふわふわ浮いたまま。
もっと気持ちよくなりたい、本当の頂点に連れ言って欲しいという願望が涼太を支配し始めた。
千尋「はぁっ・・・はぁっ・・・ごめんね・・・りょうこちゃん・・・いっぱい飲ませちゃったかしら・・・」
美咲「んぅ・・・ふぅ・・・千尋さんも・・・はぁっ・・・イっちゃったんですか・・・?」
千尋「あら・・・美咲もイっちゃったの?」
美咲「はい・・・涼太くんの指、借りてました・・・」
美咲もいつの間にか涼太の指で、イかされていた。
涼太の手と床はぐっしょりと美咲の潮でびしょ濡れになっていたのだ。
彩香「はぁ・・・私も気持ちよくなりたい・・・」
千尋「うん、代わるわ・・・りょうこちゃん、彩香のことよろしくね?」
絵里「じゃ、じゃあ・・・今度は私が涼太の・・・」
絵里が小声でささやきながら涼太のおに近づこうとした時、
美咲が少し大きな声をあげた。
美咲「あ、あのっ!」
千尋「ん?」
美咲「こ、今度は!わ、私が・・・」
彩香「どうぞどうぞ!美咲ぃ?やる気でてきたじゃん!」
絵里「えっ・・・ちょっと」
千尋「じゃあ美咲、りょうこちゃんをいじめてあげて♪」
美咲「は、はいっ♪」
絵里「あ・・・」
絵里は美咲に涼太を奪われたような感じを受けた。
そんな絵里の気持ちに気付かず、美咲はすこし場を離れると
恥ずかしそうに、でも嬉しそうに、自分のバッグから何かを取り出した。
直径2.5cmくらいのゴムのような材質で出来た、円筒形の物体。
真ん中部分にはスイッチのようなものがある。
彩香「それって・・・」
千尋「やだ、美咲・・・ローターなんて持ち歩いてるの?」
美咲「ちっ、ちが・・・これはマッサージ器で・・・」
彩香「ああ、そうそう、そういうこにしてあげるよ!」
美咲「も、もう!本当に、マッサージ器で・・・」
千尋「わかったから、それをどう使うのかしらん?」
美咲はマッサージ器を自分の唾液で濡らすと、ゆっくりと涼太の肛門に当てがった。
絵里「ちょ、ちょっと太すぎるんじゃ・・・」
千尋「入るかしら・・・?」
彩香「ふふ・・・、ほらりょうこ・・・今度は私のを舐めて!」
今度は彩香が顔面に乗っかってきた。
休憩するまもなく、涼太は自然と舌を伸ばして彩香のヴァギナの中へ入り込んだ。
ちゅぷちゅぷと音を立てて吸い付く。
美咲「涼太くん、痛かったらいってね・・・」
美咲はゆっくりと肛門にマッサージ器をめり込ませた。肛門がメリメリっと音を立てて開いていった。
涼太「んぐぅ!ぬぐぐぐううう!」
絵里「いっ、痛い?大丈夫、涼太?」
千尋「大丈夫よ絵里。美咲、そのまま・・・、あ、ちょっとまって・・・」
千尋は先端の1/3くらいまで入り込んだマッサージ器に手を伸ばすと、
真ん中部分のスイッチをONにした。
ブブブブブブと音を立てて振動するマッサージ器。
涼太の肛門が小刻みに揺らされた。
涼太「んぐっ!んうう!ぶぶぶうぐう!ぐぬぅ!」
千尋「ふふ、せっかくの機能なんだから、有効活用しないと、ね?」
絵里「く、くるしくない?大丈夫?」
涼太「んぐうう!うっうっ!」
彩香「大丈夫っ・・・あっ・・・りょうこ、すっごくきもちよさそうだよ!あっ・・・」
涼太「うぶぶっ!んぐっ!ぬぐぐっ!うう!」
彩香は股間を涼太に押し付け、喘ぎながら言う。
涼太は肛門から伝わる数ミリ秒ごとの刺激がズキズキと体に染み渡り、苦痛の声を上げていた。
しかしそれは痛みによる苦痛ではなく、ますます自分が高みへ登っていく苦痛だった。
絵里「涼太ぁ・・・」
彩香「ほらあんっ・・・あっ・・・もっとぉ・・・あぅっ・・・しっかり舐めて・・・っ。ああっ!」
千尋「もっと速く動かしてあげてもいいかも」
美咲「は、はい・・・」
美咲はマッサージ器の端をしっかりと握り、そのまま3/4ほどを涼太の中へ押し込めた。
ぎゅにゅううううううと、肛門の肉が中にえぐれていった。
そして今度はそれをまた同じ速度で引き抜く・・・ぐぬうううと音をたてる。
肛門の肉がまた元に戻る。美咲はそれを何度も繰り返していった。
肛門とマッサージ器の柔らかな本体が摩擦しあい、火傷のような熱い感覚を覚えてきた。
千尋は乳首やペニスの先だけでなく、お腹や腿、体のありとあらゆる部分を指でなぞる。
すでに涼太の体は、全身がじっとりと汗ばんでおり、
千尋がつつくどんなスポットにも敏感に反応させた。
美咲が段々とマッサージ器を出し入れする速度を早めていった。
ぎゅっ!ぎゅっ!ぐにゅっ!むぎゅっ!
マッサージ器の振動と合わさって、涼太の頭の中では何度も白い爆発が起きていた。
彩香「ああっ!だっ!だめえぇ!いっくうううっ!」
彩香は体を仰け反らせ、びくんっと体を震わせた。
ぷしゅううううっと、千尋よりも派手に潮が噴出し、
涼太の顔全体にミストシャワーのように降り注いだ。
涼太「あっ!ああっ!んあっうっ!!ああんっ!」
涼太は自分が男だと言うことも忘れ、嬌声を上げ続けた。
美咲は再び股間を濡らし始めながら、涼太のアナルを犯し続けた。
美咲「涼太くん・・・どう?気持ちいい?」
涼太「あっ!あんっ!きっ!きもちいいっ!あああっ!」
千尋「ふふ・・・美咲、もっと、ここをこういうふうにするといいかも」
千尋は美咲に、ペニスの裏側あたりを突き上げるような手つきでレクチャーした。
美咲は教え通り、上下に出し入れする動きから、前立腺部分に押し当てながら
肛門とを往復する動きに変えた。
ぎゅっぎゅううっと肛門の壁を引きずりながら、マッサージ器の先端が
涼太の弱点を的確に捉えて、ペニスを押し上げるように突き刺さった。
涼太「あああっ!また!またいっちゃう!」
美咲「いいよ涼太くん・・・いっぱい気持ちよくなって!」
涼太「いっくぅ!らめぇ!いっちゃああう!あああ!」
3回目のドライ。涼太の体はまた頂点に達したが、
やはりまだまだ快感の津波が収めることができなかった。
ペニスはもう痛々しいほど硬くなっており、
彩香の愛液と同じくらいの量の先走り汁がとろとろと溢れていた。
美咲「んふふ・・・涼太くん・・・イけた?きもちよかった?」
涼太「ふぁっ・・・あああぅ・・・あっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
彩香「はぁはぁ・・・おってすごいな、本当に気持ちよさそうだった・・・」
千尋「ね、もうすっかり女の子よね?りょうこちゃん?」
涼太「う・・・うぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
涼太の中ではまだまだ緩やかな苦しみがつづいていた。
何時まで経っても終わらない、無限の感覚。
涼太は、もう自分自身をどうにかしてほしかった。
体をふるふると震わせ続けていた。
千尋「どう?もっとほしい?りょうこちゃん?」
千尋が涼太の頭を撫でながら涼太に話しかけると、絵里が声を上げた。
絵里「ね、ねぇ!今度は、わ、私っ!私が涼太を気持ちよくさせるっ!」
彩香「え、ああ・・・うん。」
千尋「そ、そうね、順番的にいって・・・」
絵里「美咲さんっ、これ貸してっ・・・」
美咲「ど、どうぞ・・・」
絵里のよくわからない気迫に、3人はちょっとあっけに取られていたが
絵里は美咲から受け取ったマッサージ器をまた涼太の肛門に当てがい
中へと押し込めた。
涼太「んぅあああっ!あああ!」
絵里「どう!涼太!気持ちイイ?ねぇ?涼太ぁ!」
絵里はマッサージ器を激しく上下に揺らしながら、ピストン運動を繰り返した。
涼太の腸壁は右へ左へと揺すられ、予想外の衝撃を何度も与えられた。
じゅぼっじゅぼっ、じゅぼっ、と粘性のある音を立てて、なんども肛門を犯されていった。
絵里「どうっ?!気持ちイイ?ねぇ?私が一番、涼太を気持ちよくさせてあげるんだからっ!」
涼太「ああっ!あああんっ!ううぅっ・・・あっ!あんっ!」
絵里「涼太っ!ねぇ?気持ちいい?ねぇ、気持ちイイっていって!」
涼太「気持ちイイ!きっきもっちっ!」
何度も何度もくり返し言わされた言葉だったが
もはや涼太は本能から言葉を紡いでいた。
絵里は自分の股間を、涼太のアナルに出し入れしているマッサージ器の片端に押当て
自らも腰を使い始めた。
絵里「ああっ!んうっ!あっ、涼太っ!涼太っ!」
涼太「うっ!あんっ!みっ、絵里・・・さんっ!あうっ!」
絵里「涼太ぁっ!すきっ!好きだよっ、涼太ぁ!」
涼太「あっ!あああうっ!絵里さんっ!あんっ!」
絵里「涼太はっ!あうっ!あんっ!私が一番っ!あうっ、あん!好きなんだからぁ!」
絵里と涼太はお互い腰を押し付け合い、気持ちいい部分を刺激しあっていた。
周りで見ていた3人も、涼太の首筋と、両乳首に舌や指をを這わせて愛撫した。
でも、ペニスにはだれも触れていなかった。
3人とも、なんだかペニスは絵里のものだという気がしたからだった。
絵里「好きっ!好きぃ!ああっ!あんっ!」
涼太「あんっ!絵里さんっ!絵里さんっ!」
アナルに出し入れされるマッサージ器のスピードは最高に達した。
じゅぷっ!じゅぷっ!ぐっぽぐっぽ!
音を立てて突き上げられる涼太の肛門と前立腺、これまでで一番強い刺激が与えられた。
涼太「あっ!ああっ!イキそうっ!イっちゃうよおお!」
絵里「んうっ!涼太ぁっ!わっ!わたしもぅ!いっちゃう!いっちゃううっ!涼太ぁっ!」
涼太「いっくううっ!」
絵里「あああっ!」
二人が同時に弾けた。
絵里は体を震わせながら、涼太のアナルに向かって大量の潮を吹き出した。
そしてとうとう、涼太は、ペニスの先から大量の精液を吹き出した。
これまで蓄えたエネルギーをすべてぶち上げるように、
どっぴゅうう!どっぴゅうう!と、力一杯飛び散っていった。
涼太は、やっと、無限の苦しみから解放されたのだった。
絵里は体をガクンと脱力させ、涼太の上にのしかかった。
絵里の胸が押しつぶれ、お腹に降りかかった涼太の精液が、ねとりと音を立てた。
しばらく二人はゼイゼイと息をきらして、余韻に浸っていた。
他の3人も、お互い照れながらそれを見守っていた。
しばらくして、涼太の胸板の上で息を切らしていた絵里に向かって、涼太が声を掛けた。
涼太「はぁっ・・・み、絵里さん・・・」
絵里「んっく・・・ふぅ・・・ん・・・涼太・・・」
涼太「さっきの・・・本当ですか・・・」
絵里「さっき・・・って」
千尋「知らなかったわ、絵里がそう思ってただなんて。」
彩香「そうだよ、言ってくれればよかったのに♪」
美咲「うん・・・なんかごめんね。絵里ちゃん。」
絵里は、はっとした。
思わず口にしてしまったから、途端に恥ずかしくなったのだった。
絵里「あ、いや、そうじゃなくて・・・そういうことじゃなくて!」
千尋「いや、そういうことでいいわよ♪応援してあげるから。」
彩香「ねー、美咲。」
美咲「はい。もちろん♪」
涼太「えーーっと・・・」
絵里「だから・・・ちがうって・・・もぅ。」
彩香「あ、でもな・・・」
千尋「涼太くんは、みんなのおもちゃってことは、これからも変わらないからね?」
美咲「ふふふっ」
涼太「えっ?!えええ・・・」
絵里「ちょっと、そんな・・・」
千尋「さぁて・・・しばらく休憩したら、また後でね?」
美咲「はぁい♪」
彩香「まだまだ夜は長いよ!」
絵里「ちょっと・・・」
涼太「も、もう・・・勘弁してくださいぃ・・・」
明日は涼太以外はみんなシフトが休みだった。
だから今日は明け方まで、この宴が続くのだろう。
涼太の体は、これからもいじめられ続けるハメになるのであった。
出典:2ch
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