前編は以下のとおり先生がヤンキー達に感じたことは何年も私を苦しめました。
当時イジメられてるだけでも地獄だったのに更なる地獄が現れたみたいでした。
今思えば私が幼かっただけで先生の落ち度なんて一つもなかったのですけれど性の経験など無かった私にとってあの光景は理解しがたく、ヤンキー達に感応した先生が汚く野蛮な存在…として目にやきついていました。
あれから10年以上が経って私の考えも変わっていきました。
その間、何人かの女性と交際させてもらいました。
経験も積ませていただいた分、わかるようになったのですが先生に抱いていた失望や軽蔑は少しずつ書き変えられていきました。
今頃こんなこと言っても遅いのかもしれないですけど先生はとても立派な人だったと思い返しています。
改めて考えたら、あんな状況であんなことされたら、普通の女性であればどうしようもないことも理解できるようになりました。
私は半年前から27歳の女性教諭とお付き合いさせていただいています。
心から愛しています。
彼女とはいろいろな話をします。
仕事の話もたくさんします。
彼女と話してると教師という職業がいかに大変なのか痛感します。
私は時々遠まわしに彼女にふざけながら聞きます。
「もし男子達にそんなことされたらどう?」と。
彼女はえっ? ってびっくりした顔で「そんなの天変地異だよ! 何言ってるの?」みたいな言い方で呆れていました。
「でも仮に男子達に押さえつけられてあちこち舐め回されたら?」ってしつこく聞くと、彼女はちょっと不機嫌になって「恐怖とか状況の度合いにもよるけどさ…」と話に乗ってきません。
私もちょっとしつこかったと反省してはいますが…。
あの時、先生がどれほど本気で抗っていたのかどれほど本気で頑張っていたのか彼女と居ると少しずつ分かるようになってきました。
私がいかに間違った認識を持っていたか…。
教師になる為、みんなたくさんの努力をしてるみたいです。
普段も上や保護者達からのプレッシャーにうんざりみたいです。
時々疲れる…、と彼女が愚痴ると何となく尊く見えます。
でも、そんな背景が理解できてくるとあの状況で男子達に牙をむかれて餌食にされた先生がどれほどの胸中だったのか今更ながら考えさせられます。
もちろん教え子と肉体関係など絶対的タブーです。
例えそれが無理矢理だったとしても教師の道義的責任は生じるでしょう。
いずれにせよ、いかなる経緯であれ、そんな大事が起きたらその責任は教育者側の失態として扱われる…という風潮が強いことも知りました。
最低でも表沙汰になることはなさそうです。
私は時が経てば経つほどあの時の先生の存在が気になりだしました。
先生を軽蔑などして申し訳なかったとも思いました。
今思うとヤンキー達は本当に女慣れした奴らでしたしほとんどがヤンキー女とはいえ、みんな彼女持ちでしたし女性の体など知り尽くしていたと思われます。
それでいてレイプすることさえ躊躇しない歪んだ性格はある意味肝が座っていました。
そんな傲慢なヤンキー達に自由を奪われ体を貪られ、プライドを一枚ずつ剥がされるような愛撫を受けたらどれほどの人が自我を保てるのでしょうか。
私が判断することではありませんがなかなか難しいことだと思われます。
特にリーダーのAは女性慣れしてました。
やつの愛撫はガムシャラに胸をしゃぶるとか強引に犯しまくるとか、そんな幼稚なものではなく、めちゃくちゃ冷静でチョー鼻につく感じでした。
あそこや胸だけじゃなく首とかとか耳とか全てを見渡して先生の顔の変化や、体の力み具合などを確かめながら一つ一つ追い詰めていくようなやりかたでした。
女を屈服させることが趣味みたいな奴でした。
先生はもちろん抵抗しました。
必死にやめるように言ってました。
当然です。
あたり前です。
教師の誇り、使命感、全てがそうさせてたんだと思います。
そんな先生がAに愛撫されていくのを私はじっと見ていました。
見ているしかありませんでした。
唇を固くとじ、壁の一点を見つめながら先生は嫌悪感と戦っていました。
正義をたった一人で背負いこみ無謀な奴らと真っ向から対峙して…。
Aの唇がペチャペチャ音を立てていました。
先生の肌が唾液にまみれていきました。
嫌がっても嫌がってもその行為は続けられていきました。
もし今付き合ってる彼女がそんな目にあったら私は気がおかしくなると思います。
そんな先生がしばらくして体を震わすと私はえっ? って思いました。
なんか針に背中でも突つかれたかのようなピクっ、て感じでした。
Aは先生を見て勝ち誇ったようにギラギラしていきました。
ほかの男子達もヒューとか言って盛り上がって…。
先生は慌てて平静を装いました。
ざわつく男子達に向かって「誤解しないで!」 みたいなことを言いました。
それでもAの興奮は止まりません。
(次回へ続く)(投稿者 tomoaki)