前編:裏 続無防備 2





公園はいつもの公園に行くことにした。



私は以前その公園で、大学生風の男達に痴漢されているのを目撃してからは、そこへは行かないようにしていたが、今日はデパートからそこがすぐ近くということもあり、

何より先ほどのデパートの出来事で私の頭の中が、欲望でくちゃくちゃになってしまい、ついついその公園に向かってしまった。



「あれー、パパー、あの公園もう行かないって言ってたじゃん、いいのー」

「・・・ああー」

「○○、あのねー、パパねー、前に公園いった時さー、お兄ちゃんたちがたくさん来て遊んでくれたでしょー」

「うん、いっぱいあそんでくれたー」
「パパねー、それ見て妬いちゃって、もうそこ行くなーって怒ったんだよー」

「ふーん」





ただ遊んでくれているだけなら、自分も行くなとは言わないし、怒ったりもしない。この女が、さわられたりしても「キャー」と騒ぐような、それなりに普通な女なら自分もそんなこと言うもんか。

私は頭の中でそうつぶやきながら、イライラしていた。

そのうちそうこうしているうちに公園に着いた。



休日だが駐車場はそれほど車が止まっておらず、みんな各地でやっているイベントに行っているのかなーと思うほどだった。

車から降りて歩き出すに目をやった。あいかわらず風によって張り付いたワンピースが体中を透けさせ、体中の形を浮き出させている。

そのうち、公園から入れ違いに帰ろうとする子連れのママが、を見てあきれたような顔をし足早にさっていった。

たぶん彼女露出狂とでも思ったのだろう。



公園に入り、私はすぐまわりを見渡した。

思ったとおり人は少なかったが、奥の広場で若者達がゴルフか何かの練習をしているのが見えた。

私はおそるおそるすこし彼らに近寄り、彼らの顔を見た。

私の心臓が高まっていく、案の定彼らは以前痴漢した顔ぶれで、この前より多く10人くらいもいる。



私が(やばいなー)と思い、達を振り返ると、達は足早に回転するジャングルジムのところに向かっていってしまった。

すでにジャングルジムで、遊び始めたので、私は男達を気にしながらも、見ていることにした。



子供がジャングルジムに登り、はニコニコしながらしゃがんでそれを眺めている。

ごく自然な光景です、しかしよく見ると、は座って前を隠そうとしてないので、水色のパンティーが不自然に丸見えになっている。

人が来ても、まったく気にもせず隠そうともしない、それどころか意図的でないにしても、さらに足を軽く開く動作なんかは、挑発的で「もっと見てよー」という感じにさえ見える。



そのうち子連れのお父さんが通り過ぎる時、のその挑発に気付き、執拗に子供にジャングルジムで遊ぼうと言い始めた。チラチラとの股間ばかり見ている。

しかし子供はあっちで遊びたいらしく、お父さんは渋々子供に手を引っ張られてあっちへ行ってしまった。

何度も何度ものほうを振り返るそのしぐさは、いかにも残念そうだった。



私はそれよりも、いつ若者達がに気が付くか、それが気になっていた。

高鳴る鼓動、照りつける太陽、セミの声、流れてくる冷や汗、そのうち自分は彼らがいつ気が付くのかという緊張と、気ついてほしいという欲望で、頭の中が狂っていきをそのままこの公園においておくという、行動をとってしまった。



「・・・あー、ママー、ごめん、会社にちょっと忘れ物したから取りに行っていい?」

「ええー、うそー、んーわかったわー、でも早く戻ってよー」

私は会社に行くと嘘を言いながら達から離れ、そして遠くで見ているという行動をとった。



私は向こうの広場に近付き若者達の様子を見ることにした。

彼らは大学のサークルか何かの練習らしく、パットゴルフみたいなことをしている。

けっこう熱心に練習をやっている様子で、向こうにいるにはまったく気付かない。



しかしとうとうしばらくして、遠くに飛んでいったボールを拾いに行った一人が、その場でピタリと動きを止め、のほうをじーっと眺めた後、足早に仲間のほうに戻ってきた。

・・・とうとう気付いてしまった。



「おっ、おーい、Aちん、あれっ、あれっ、あれさー、例のママさんじゃねーかー」

「えっ、うそっ どこっ」

「おー、ほんまやー、ママさんじゃん」

「なにっなにっママさんて、あれかー、お前らがこの前話してた、さわらせママさんかー、うそー」

「おおー」

「ラッキーいこうぜーいこうぜー」



男達は持っている道具を放り捨てのところへ歩きだした。

「おーほんまやーあのママさんかー」

「よーいくらさわっても抵抗しないって本当かよー」

「ほんと、ほんとー」

「うおっ すっげーパンツ透けまくりー青色っぽいなー」

「けっこうきれいじゃん」

「ほんとやっ」

「きょうは ラッキーやなー」



男達は喜びながら、に向かっていった。



男達はのところへたどり着き、態度を変えさわやかそうに言った。

 「やーおねえさん久しぶりですねー」

 「よっぼくー元気ー」

「あーお兄さん達ーこんにちわー」

 「どうしたのー二人で遊びにきたのー」

「んー天気いいから旦那と三人でー」

 「えっだんなさんとですか」

「んーでも会社に用があるって行っちゃったー」

男達はそれを聞いてニヤリと笑い

 「じゃーまたいっしょに遊ぼーかー」

「えーでも兄さんたち練習できてるんでしょー邪魔したら悪いわー」

 「あーいやもう終わったからさー」

 「ボクちゃんも遊びたいだろー」

子供「うんあそぼー」

「あーすいませんねーほんといつもいつもー」

 「いやぜーんぜん」

男達はそう言いながら、の前の位置に少しずつ集まり、ギラギラしながら開かれたの股間に目線を集めた。

しかしはその10人の目線にも気にせず、それどころか後ろに手をつくような格好をして、さらに男達にパンテイーを見せつけ、それどころか透けまくりの乳首もさらに透けて見えるようにさせた。

「ウフォ フォフォー」

そのの大胆な行動に、何人かがついつい歓声をあげてしまった。



そのうち、そのの変わらない無邪気なそぶりに、男達はニヤニヤしながら、大胆に顔を下げ、さらに覗き込むようにして覗き始めた。



男の一人が子供の乗っているジャングルジムをまわしてあげ始め、そのうちニヤニヤしながらにも「さーママさんもつながろうかー」と言った。



「えーわたし高いところいやだって言ったじゃん」

 「大丈夫大丈夫またささえてあげるからさーはやくー」

「えーほんとにー?」



は渋々ジャングルジムを登り始めた。が登り始めると男達は競うようにの下に入り、下から丸見えのお尻を眺め始めた。

「すげーハハハー」「おっ 毛見えるぞー」男達は笑いながら見上げている。



そのうち男の一人が「ささえたげるねー」と言いながらお尻に手を当て始めた。



するとまわり男達も、それを見てニヤリと笑いながら、我先にとスカートの中に手を入れ始めた。



何十本もの手がスカートの中をまさぐる姿は異様な光景で、そのうちその勢いにのスカートは背中が見えるくらいにまで捲くれ上がってしまい、パンテイーも半分くらいずり下げられお尻の谷間が見えるくらいの格好になってしまった。



は「やだー 引っ張らないでー」と言いながら一生懸命パンテイーを元に戻そうとしている。



続編:裏 続無防備 4