アッ!アッ!アッ! 親愛なる諸君!元気だったかね? 私は秘密結社キャラグター総司令ヘルグガッツェだ。

 ところで私は常々思っていたのだがね、我々を始め世界制覇を狙う悪の(ヒーロー側の勝手な言い掛かりだがな)組織はヒーロー共に毎回毎回作戦遂行を阻止されて煮えを飲まされているわけだよ。しかしだ、そんな我々悪の組織は何でもっと積極的に奴等を破滅に追いやる作戦計画を実行しないのかが私には疑問だったのだよ。



 “ヒーロー共を破滅に追いやる”さあ、君らならどうするかね? 罠に誘い込んで爆殺? ヒーローの秘密基地を突き止めて総攻撃?

 甘いな。そして青いな。ただ殺すなら馬鹿でも出来る。

 ではどうするか。我々は散々煮えを飲まされ続けてきたのだ。その屈辱は彼らヒーロー共にも同じく屈辱であがなって貰わねばならんだろう。

 “恥辱・陵辱によって精神的に正義の心をくじく”これに尽きるとは思わんかね? そうとも。我々キャラグターは当然実行したのだよ。



            ・・・・・・



 ここは人工島・三日月珊瑚礁秘密基地内にある科学忍者隊の作戦室。

 そこで司令官である南部博士は忍者隊のメンバーに対して訓辞する。



「忍者隊の諸君! 先頃キャラクターから脱走して亡命した元幹部隊員の証言によってキャラグターの大規模メカ工場の所在が明らかになった。証言の信憑性はともかく、調査はせねばなるまい。科学忍者隊出動!ギャザー、ゴッドフェニックス発進せよ!」

 




 証言された座標には案の定、地下工場への秘密の通路があった。我々科学忍者隊は実体を見せずに忍び込む。そして警備の戦闘員を音もなく倒して内部へと侵入する。

 そして心臓部である動力炉と完成間近の巨大メカに爆薬を仕掛け、総司令ヘルグガッツェが居るであろう司令室へと向かう。そしてそこには確かにガッツェがいた。



 ガッツェは高笑いして宣言している最中だった。

「アッ、アッ、アッ、この巨大殺戮メカが完成すれば地球は我々の意のままだ!」



「そうはさせんぞ、ヘルグガッツェ! 貴様らの野望は我ら科学忍者隊が阻止するぞ!」



「な、何ィ! お、お前はカッチャマン! ど、どうやってこの基地を突き止めた!

 …って、うろたえるとでも思ったかね?カッチャマン。罠とも知らずにノコノコと! 愚か者共め! おい!スイッチを入れろ!」

 ガッツェがそう指示すると、天井から分厚い強化ガラスの壁が四方に素早く降りてカッチャマン達を囲った。そして天井の穴からは白い速効性催眠ガスが吹き出す。



「しまった!罠だ! うっ!ガスだ! おい、みんな!しっかりするんだ!しっかり…」

 さしもの科学忍者隊も一瞬にしてバタバタと倒れてゆく。



 どのくらい時間が経ったのか。ようやくカッチャマンは意識を回復して周りを見回す。

「おい!大丈夫かみんな!」

「ん?ジュンがいないぞ!」「本当だ!ジュンちゃんが居ない!」

 メンバーが異変に気付いて騒ぎ出した時、壁面に仕込まれたスピーカーからガッツェの声が流れた。



「アッ、アッ、ア、お目覚めかね?科学忍者隊の諸君!」



「ガッツェ! 貴様?、ジュンをどこへやった!」



「おお、気付いたようだね。諸君等の紅一点の女隊員…「ジュン」と言うのかね? そのジュン君はこちらだよ」

 突然壁の一面が明るくなったので駆け寄ると、カッチャマン達は自分達が一段高い位置の一辺の壁がガラス窓の部屋に居て、その窓から見下ろすと下に手術室の様な部屋が有るのに気付いた。そしてそこにガッツェがいた。

 そして! ガッツェの傍にある産婦人科の出産用の分娩台に似た物にジュンが寝かされて手足を拘束されているのを見た。



「ガッツェ! ジュンをどうするつもりだ!」



「どうするって、そりゃお前、陵辱するに決まっているではないかね。これまで邪魔されてきた積年の恨みを彼女に償って貰うのだよ。まあそこで指をくわえて見ていたまえ。そして歯噛みして悶え苦しむがいい!」

「さあ、始めろ!」

 ガッツェが部下に指示すると、天井部のメカが据え付けられた部分から何やら筒状の機器が降りてくる。

「カッチャマン、これはな、我がキャラグターが開発した『物質位相選択レーザーカッター』といってな、服を着ている人間の肉体は切らずに服のみを切断出来る特殊レーザーカッターなのだよ。フフッ、これをどう使うのかお前に想像出来るかね?」

 そしてレーザーの銃身が気絶したままのジュンに接近してゆく。



「ま、まさかそれでジュンを…。や、やめろ?!ガッツェ!」思わず叫ぶカッチャマン。

 

 レーザーの銃身はまずジュンの首元で止まり、赤色の極細レーザー光を照射した。ジュンの首のネックガードが音も無くスパリと切断された。ジュンの肌にはヤケドの跡一つ付いていない。

 そしてレーザーはそのまま下に下がり、ピンク色で胸に白いバードマークの付いたノースリーブの特殊繊維製の戦闘服が首元から切断されてゆく。首もとから豊かに膨らんだ胸へ、胸から引き締まった腹部へ、Gマークのベルトへと、レーザーはジュンの体の起伏をイヤラシくなぞるかの様に進む。そして…。超ミニ丈のスカートの裾がスッパリと切断された。そして拘束された台の両脇から出た触手状のマニュピレーターが切断された戦闘服を掴んで左右に開く。

 その瞬間、純白の戦闘用ブラジャーとパンティーがあらわになった。ジュンは…ヘルメットとロンググローブとロングブーツを着けたままの下着姿をキャラグターと、仲間である忍者隊のメンバーの前に晒されてしまったのだ。



「やめろ?!やめてくれ?!」四人のメンバーは叫ぶ。



 キャラグターの隊員達もジュンの色白で抜群のプロポーションの肢体の下着姿に「ゴクリ」と唾を飲む。そしてガッツェは容赦なく言う。

「さあ、次で肝心な物が切断されるぞ! どうだカッチャマン!悔しいか!」



「やめろガッツェ! それ以上切らないくれ?!」忍者隊メンバーは悔し涙を流しながら絶叫する。

 

 その時だった。「う、ううん」とジュンが意識を取り戻した。

「ハッ、アタシは一体? こ、ここは? みんなはどこ? あっ!お前はガッツェ!」

 そしてジュンは自分がどんな状況に置かれてどんな姿なのかを理解した。

「アッ! ああっ!イ、イヤぁ?っ! ケ?ン!」



 そしてレーザーは容赦なくジュンの純白の戦闘用ブラジャーの左右のストラップを切断すると、次ぎにブラの中央を切り込んでゆく。

 (スパッ!)ブラジャーは切断された瞬間、締め付けていたジュンの豊満な乳房の弾力に弾かれたように「パツン!」と自然に左右に分かれ、まだピンク色の小さな乳首とこれまた小さ目の乳輪を頂上に頂く美しく豊満な乳房が「ブルン!」と開放されて飛び出してしまった。



「イヤアア??ッ!!」ジュンの絶叫。

 もうジュンの半裸の体は羞恥心と屈辱感の為に震えが止まらなかった。



「おお?っ!」キャラグター隊員に驚嘆の唸りが沸き起こる。既に前屈みの隊員もいる。



「やめろ?っ!! ガッツェ! そ、それだけは切らないでくれえ?っ!!」



 そんな叫びを無視するかのようにレーザーは戦闘用パンティーに向かう。レーザーはパンティーが腰骨に掛かっている部分に狙いを定める。まず左側を切断。ゴムのテンションの為に切った布地が中央に縮む。次ぎにレーザーは右側に移動。スパッ!と切断された右の布地も縮み寄る。

 もうジュンの純白のパンティーは女の恥ずかしい部分の上に辛うじて乗っているだけの布きれとなった。

 そしてマニュピレーターは、その秘部の上に残った布きれを掴み…。そして…下に残った部分と共に一気に引き抜いた! その瞬間、ジュンの女を象徴する秘部があらわになった。



「ああっ! キャアア???!!! やだアアアアァ?っ!!」激しく身悶えし、絶叫して泣き叫ぶジュン。



 綺麗な逆三角形で白い肌に映える、程良い濃さに生えた黒い恥毛。その合間にはまだ初々しい色をした陰裂が見え隠れしている。

 それがあらわになった瞬間、そこにいる全ての人間の視線がジュンの秘部に集中する。もうキャラグター隊員の中にはズボンを履いていられずに脱ぎ捨てる者もいる。



「ああっ、ジュ?ン! やめてくれ?っ!ガッツェ?!」武器を奪われ、素手で強化ガラス窓をドンドンと叩きながらメンバー達も絶叫する。



「どうだ? 仲間が恥ずかしい全裸にされて悔しいかカッチャマン! お前達が我らに振りかざしてきた正義の代償がこれだ! 悔しいか!泣け!わめけ! だが、まだこれからだぞ!見ておれ!」



「おい!出番だぞ!」

 ガッツェに呼ばれて部屋に入ってきたのは上半身裸のマッチョ大男の隊員であった。



「おいカッチャマン! この男は我がキャラグターの中でも屈指の絶倫男でな、その男に更に我々が開発した精力増強陰茎増大薬を投与してあるのだ。さあカッチャマン!仲間の女が陵辱されるのを指をくわえて見て悶え苦しむがいい! さあ覚悟したまえよジュンとやら。さあ、辱めてしまえ!」



 そう指令された大男はジュンの股間側から近づき、露出されたジュンの秘部を一瞥すると「ニヤリ」と笑い、舌なめずりしながらズボンを脱ぎ去ると、信じ難く巨大な男根がビン!と天を突いた。



 それを見たジュンは恐怖した。見たくないという意志とは裏腹に巨大な男根から目を反らす事が出来ない。そう、ジュンはまだバージンなのであった。その男を象徴する巨大な物が自分の肉体の初々しい秘所とどう関わり、どんな苦痛をもたらすのか…。少ない性知識しかないジュンではあったが、その尋常でない大きさから本能的に恐怖を覚えたのであった。ガクガクと四肢が震えて力が入らない。叫ぶどころか声を出すのも思うようにならない。もうジュンには正義の戦隊の男勝りのヒロインなどという意識は消し飛び、凶暴な男根との繋がりを恐怖する16歳の素の乙女そのものになっていた。



 全裸の大男はその巨大な男根の先端から勇み汁を垂らしながらジュンの股間に近づけていった。



「あ、う、あ…、ケ、ケ、ン…」



「やめてくれえ???っ!!!」「ジュ?ン!」「ジュンちゃん?ん!!」

 生死を共にしてきた愛する仲間が目前で陵辱されようとする瞬間を為す術もなく見ているしかない怒りと無力感に苛まれる4人の忍者隊メンバー。



 大男は無言でジュンの陰裂をその太い指で左右に広げる。そして巨根から垂れ続けている勇み汁をジュンの秘穴にボタボタと垂らし、巨根の先端で初々しいサーモンピンクの陰核や陰唇にもヌチャヌチャと塗り付ける。

 だがそんな恥辱の行為をされてもジュンは恐怖のあまり叫び声を上げることさえ出来なかった。

 しばらくして大男は湿らせ具合が充分だと判断したのか、更にいきり立つ巨根の先端をジュンの秘穴に押し当て、ジュンをジックリと痛ぶろうかとでもいうように徐々に腰を進めていった。



「あっ、あう、や、や、イ、イヤ、イヤ??ッ!!! キャ??ッ!!!」

 その瞬間、ようやくジュンは今まで声にならなかった叫び声を上げた。



 ジュンは大男の巨根の先端によって秘穴入り口を覆う処女膜が押し広げられてゆく引きつる様な痛みを覚えた。

「あっ! つッ! うっくうッ!」反射的に歯を食いしばって耐えるジュン。



 だが! まさにジュンの処女膜が裂けんとするその瞬間!



 巨大な爆発音と共に室内を激震が襲った。

 そうだ。カッチャマン達が基地に侵入した際に動力炉や巨大メカに仕掛けた時限爆弾が炸裂し始めたのだ。



「な、何事だ! お、おのれ?貴様ら爆薬を仕掛けておったのかあ!」



「お、おのれえ?! これから良い所だったというのにィ?。もう少しでお前たち科学忍者隊の心をくじき、二度と立ち直れないようにしてやれたものを?っ! え?い覚えておれ!無念だが脱出だ!」

 部下達を見殺しにして一人脱出するガッツェ。



 爆発はこの拷問室にまで及び、ジュンのバージンを奪う寸前だった大男は破片を頭に受けて絶命した。カッチャマン達は爆発の衝撃で破壊された部屋から脱出し、ジュンを救出すると共に、辛くも崩壊する基地からの脱出に成功した。



 基地に帰投するゴッドフェニックスの機内ではジュンを安静に休ませながら、カッチャマン達4人のメンバーは心痛な思いで語り合っていた。



「俺達に煮えを飲まされている悪の組織の憎悪があそこまで激しいものだったとは…。あの時…もしジュンが完全に陵辱されていたら…。確かに我々は心をくじかれて立ち直れなかったかも知れないな」



「ああ、とにかくジュンが無事で良かったよ。それに…そのぅ…バージンが守られたのが幸いだったな。心の強いジュンの事だ、すぐにショックから立ち直ってくれるだろうさ」



 だが、そういう男共4人の心の中にある、ジュンの純潔が守られたという安堵の裏で「もうちょっと見たかったのにィ?」という“男の性”から来る、理屈では説明できない思いが心の片隅にあった事。そしてパンツの中がジュンの痴態を見て半勃ちした際に出た我慢汁でカピカピになっていた事はジュンの手前、そして正義のヒーローとしての手前、各メンバーの絶対の秘密なのであった。

 





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