中学生の頃はセーラー服でしたが、
高校生になると学校制服はちょっとダサくて
ワンピースのジャンパースカートとブレザーになりました

見た目は本当にお洒落じゃなくて
ダサいけど、地味で内気な自分には
こういう地味な制服の方が良かったり

そんな事を思いながら、高校へ通学する為に
電車通学が始まりました

中学生の時は、自転車で通学していました

昨日の入学式は時間が
ラッシュアワーからズレていたから、
今日が初めての満員電車通学

駅には既に沢山の人が
電車の到着を待って並んでいる。

私も列の後ろに並んで電車を待つ。

やがて駅に入って来た電車
もう誰も乗れないくらい超満員で本当に人が多い

どう考えても乗れないだろうと思ったけど、
並んでいた人達はお構いないしに電車に乗り込んでいく

私もその人達に続いていって、
さらに後ろの人達がどんどん
押してきてくれたおかげで、何とか電車に乗る事ができた

電車の中は押し潰されそうなくらい
ギュウギュウ詰めで全く身動きが取れない

やがてお尻を手の平で
押されているのに気が付いた。

ウブな私は痴漢だと思わずに
もっと前へ行けって合図だと勘違いしてた

しかし非力な私では
こんな密集状態の中で前へ進むなんて出来るわけがない。

仕方なく身動きできないでいると
今度はお尻のお肉を掴むくらいさらに
強い力でグイグイと押してきた。

もしかしたら後ろの人は
怒っているのかもしれない

私は心の中でゴメンナサイ、
でも無理なんです、と謝りながら、
満員電車の圧力に耐えていた。

「それ絶対痴漢だって」

お昼休みにお弁当を食べながら
朝の通学電車での事を聞いた
友達になった島津さんは力強くそう言った。

「そうかなぁ。あれだけ満員だったら
手ぐらい当たっても不思議じゃないと思うんだけど」

「だって手の平で触られたんでしょ?」

「触られたっていうか、
押されたんだけど」

「なおさら質が悪いじゃない。
きっと痴漢は、
祥子ちゃんのお尻の感触を楽しんでたんだよ」

「や、やめてよ」

島津さんは人見知りしない性格らしく、
知り合ったばかりなのに遠慮なく物を言ってくる。

それが内向的な私には凄く助かる。

「それ、私も痴漢だと思うよ」

福沢さんが意見を述べた。

「私、同じ中学で仲のよかった先輩が
この高校にいるんだけど、その先輩に言われてるもん。
この学校の子は電車通学してると
2週間以内に必ず痴漢に合うから気をつけてなさいって」

「か、必ず合うの?」

「うん、うちの制服
マニアに人気なんだって」

「マニアってなによ?制服マニア?」

と島津さんが尋ねた。

「ううん、痴漢マニア」

「なによ、それ」

「ねぇ、祥子ちゃん、
ちょっと立ってくれない」

福沢さんが私にそう促したので、
私は食べかけのお弁当をそのままにして立ち上がった。

すると福沢さんは私に近付き、
私のお尻を撫で始めた。

「ち、ちょっと、福沢さん?」

「あ、祥子ちゃん
スカートの下にスパッツ穿いてる」

「へぇ、祥子ちゃんそうなんだ。
でも何でわかるの?」

「ほら、うちのスカートってプリーツなくって1枚の布じゃん
だからスカートの上から触っただけで
どんなパンツ穿いてるかわかっちゃうんだって」

それを聞いた島津さんは立ち上がって
自分のお尻を触り始めた。

「本当だ。パンツのライン丸わかり」

島津さん、いくら女の子
しかいないからってそんな事大声

「それにセーラー服とかと違って
ジャンパースカートだから上と下つながってるでしょ?」

「うん」

「だからスカートめくったら
そのまま上まで手を入れられるんだって」

「えー」

「いや、普通
そこまでされたら抵抗するでしょ」

「それがこの学校、結構堕ちる子がいるらしいのよ」

「堕ちる子って?」

今度は私が尋ねた。

「中学校の時男の子と何も無かったような子が
うちみたいな女子高来るとさ、
気持ちいい事とか何も知らないまま過ごすわけじゃん。
そんな子が痴漢に合うと虜になっちゃうっていうか、
夢中になって
痴漢にされるがままになっちゃう子がいるんだって」

「えー、そんなのありえないでしょ」

島津さんはケラケラと笑っている。

きっと島津さんも福沢さんも
学校時代ちゃんと男の子と何かあったのだろう。

私は中学校の時男の子とは何も無いまま
女子高に来ちゃった子だけど、
いくらなんでも痴漢に身を委ねるような真似はしないだろう。

「とにかく祥子ちゃん、
お互いに痴漢には気をつけようね」

「えっ、私は気をつけなくていいの?」

「島津さんは自転車通学じゃない」

「あは、そうでした」

私達3人は笑いあって残りのお弁当を平らげた。

翌朝、私はスパッツを穿かずに学校へ向かった。

スカートの下にパンツしか穿かずに学校へ行くのは
学校時代には1回も無かったはずだ。

だが見かけも中身もお子様な私は
女子高校生になったらもう
少し大人っぽく振る舞おうと思っていた。

電車の中で手が当たった見ず知らずの人に偶然とはいえ、
スカートの中を知られてしまうのは
恥ずしくて仕方なかったから、
せめてお子様な部分だけは知られないようにしようと思った。

昨日と同じように押し込まれるように電車に乗った。

そして昨日と同じようにお尻には
ピッタリと手が当たっていた。

そしてその感触はスパッツを穿いていなかった分だけ
昨日より生々しかった。

途中何度か
お尻を握るように力を込められた。

島津さん達は痴漢だと言ったけど
私には確証が持てなかった。

こんなに満員の電車では
偶然手が当たってしまう事もあるんじゃないのだろうか

そんな風に偶然かそうでないのか
判断が付きかねている時だった。

お尻の手が少しズレてパンツ
下のラインをなぞり始めた

いくらなんでもこれは
わざとなんじゃないんだろうか。

さらに今度はパンツの上のラインをなぞり始めた。

さすがにここまでされると恥ずかしくなってきた

わざとにしろそうでないにしろ、
この痴漢の手の持ち主に私が
どんなパンツを穿いてるか知られてしまった。

今日はどんなパンツ穿いてたっけ?

ああ、そうだ、
お母さんの買ってきてくれたおっきなお子様パンツだ。

思い出すと余計に恥ずかしくなる。

そういえばおちゃんは中学校の時から
自分で買ってきた大人パンツ穿いてたな

それに比べて高校生にもなっていまだに
お子様パンツ穿いてる私って

お尻にある手はもう揉むような動きになっている。

多分痴漢なんだろうなと思った矢先だった。

スカートが手繰られた気がした。

え と思った瞬間、
もう一度スカートを手繰られた。

間違いない。

スカートめくられてる!

キャーと心の中で悲鳴をあげるのもつかの間、
手はスカートの中へ侵入

パンツの上から私のお尻
マッサージするように揉みくちゃにする
痴漢の手の感触はスカート越しよりはるかに生々しく、
私はスパッツを脱いできた事を激しく後悔した。

痴漢の指はパンツの下のラインをなぞり始めた。

パンツからはみ出した指先の
半分がお尻に生で触れて気持ち悪い。

だがそれだけでは済まず、
指がパンツの中に入ってきてさらに内股へと向かっていった。

私は足をギュッと閉じ、
初めて抵抗らしい抵抗をした。

幸いそれ以上指は内側へ侵入して来なかったが、
その代わり、いったんパンツから指が引き抜かれると
今度はパンツの上の方から手の平全体が入ってきた。

スカートの上から揉まれ、
パンツの上から揉まれ、遂に生のお尻を揉まれてしまった

でもどうしていいかわからないし、私に

「やめて下さい」

なんて言う勇気があるわけがない。

それになにより怖かった。

私は我慢を続け、
駅に着く直前まで痴漢お尻を揉まれ
辱めをうけたんです

駅についた時は、全身熱くて
なんかちょっぴりHな気分

もしかして、
これが痴漢の虜になるってことなのかしら

その事を相談したら

「やっぱりねーちょっとマゾっ気ありそうだもんねー
きをつけないと、痴漢おもちゃにされちゃうよ」

って言われたんです

自分では全然わかんないんですけど、
どうやら私M女らしいんです