発生日:2004年の初めから2007年11月

被害者:男性が小柄な若いカップル

犯人 :自称会社員(無職) 26歳
    身長170ぐらいで、タオルや衿で顔を隠して犯行
    福岡に深夜出現し、カップルを次々と襲った

事件概要
 午前2時ごろ、デート帰りの大学生カップルの目の前に、その男は突然現われた。サングラスを掛け、タオルで顔を隠した男は、カップルの男性の襟首をいきなりつかむと、いきなり男性の腹を殴りつけた。咳き込む男性と驚いて声も出ない彼女
「オマエ、なんてことしてくれたんだ」
男は男性にそうすごんだ。
「何のことですか、あなたは一体」
状況が把握できずうろたえる男性。
「バカヤロー。俺はヤクザだ。俺の兄貴の顔に泥を塗ってただで済むと思っているのか」

男はそう怒鳴りつけると、男性を更に殴りつけた。
「すいません」
男のあまりの剣幕に、意味も分からず謝ってしまう男性。
「すいません。やめてあげてください。」
止めに入る彼女。男は男性を殴る手を休めると、残酷な目を彼女に向けた。
「お前が落とし前つけてくれるのか。よし、お前はここにいろ。わかったな。」
激しく殴られ、血を流しうずくまる男性を更に蹴りつけながら、男はそう言うと、彼女の手をつかみ近くのガソリンスタンドの駐車場へと歩いていった。そして男は彼女を駐車場の奥に止められたワンボックスカーの陰へと連れ込んだ。
「お前の男が俺の兄貴の女に手を出した。俺が落とし前をつけないといけないんだよ。意味分かるよなちゃん」
そう言いながら、男は彼女のブラウスのボタンを外し、キャミソールの上から乳房を愛撫した。自分がこれから何をされるのかを知り、涙を流す彼女
「ちょっとの間我慢するんだ。落とし前さえつけてくれれば、それ以上は何もしない。」
彼女に胸をまさぐっていた男の手は、やがて彼女のデニムのパンツのベルトを外すと、パンティとともに一気に引きおろした。
「やめてください」
そう言いながらも、恐怖と恋人への心配から逃げることもできない彼女は、目を閉じ、泣きながら、その時間が終わるのを待っていた。男は、彼女のキャミソールとブラジャーも押し上げると、下品な笑い声を上げ、暗闇に白く光る彼女の身体をその両手で撫で回し、そして、しゃぶりついた。
 自分の体中を這い回りなで回していた男の手が、両側から自分の腰をつかんだとき、ワンボックスカーに押し付けられた彼女の身体の中心に激しい激痛が突き刺さった。準備など許されず、硬く閉じられた彼女の股間を、男のものが貫いたのだ。
「やだ、痛い」
泣きながらそう言う彼女を無視し、男は自分のものを理不尽に打ち付け続ける。男の激しい動きに揺れる彼女の乳房。それに更に興奮した男は、やがて軽く震え、彼女の中に自分の欲望を注ぎ込んだ。男の激しい欲望に突き上げられ、震える彼女の身体は、逃げることもできず男の種を受け入れた。
犯され、震える彼女の半裸の乱れた姿を携帯で撮影した男は、
「これで落とし前はついた。写真とったからな、誰にも言うなよ。」
そう言うと。夜の闇に消えていった。

この犯人は、この様な手口で、何組ものカップルを襲ったらしい。自分の恋人が連れ去られていくのをただ見送るしかなかった男性たち。自分は経験しないですむ事ただ祈るばかりである。