学生の頃の話。
大学の後輩にリカちゃんっていうのが居て、格好とか今時のオシャレな子で、背は165センチくらいのスレンダーな子。
胸はぺったんこで顔もめちゃくちゃカワイイわけではなかったが、よく言えば大塚愛に似てるような感じ。
俺はいつも建物の屋上の一歩手前みたいなところで昼過ごしたり、授業をさぼったりしていた。
大学は少し郊外にあって、山の中を切り開いて作ったようなところで、大学以外は何もなく周りは山で木に囲まれていた。
いつものようにそこに居て、タバコを吸いながらのんびりしてたんだけど、窓からの景色にふっと一人の女の子が山の方に向かっていくのを見た。
(リカちゃん?何してんだろ?)と思ったが、顔までよく見えないので、まぁいっかみたいな感じでやり過ごしていた。
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