ある日突然召喚された、騎士“ホーク卿”。
「羽の生えた敵に襲われ、軍は壊滅状態です。どうか、我々をお助けください。」呼び出したのは、かの国の魔法使いスパロンであった。
ホーク卿は、軽々と敵を全滅させた。
「本当に残念だ。他の時に出会えたならば友になれたかもしれないのに………」「ホーク卿、なんと慈悲深い。憎き敵に対してまで。」「武人として当然のこと………ウッ」ホーク卿は腕を抑え、その場にうずくまった。
腕からは血が流れている。
「ホーク卿!?」スパロンは慌ててホーク卿に駆け寄った。
「不覚、刃に毒が。」スパロンはおもむろに立ち上がると、パチンとマントを外し始めた。
スルスルと、服を脱ぐ時の擦れる音がホーク卿の心を乱す。続きを読む